




最も一般的な素材です。用途、コスト、仕上がりの風合いによって、数種の中から選択できます。

チップボール
灰色の芯ボールです。便箋の台紙・板紙の厚み・強度を出すために中紙として合紙に使用します。印刷には適しません。

クラフトボール
茶色のボール紙です。スケッチブックの台紙、小型のカートンとして利用されます。硬く強度があります。印刷は単色まで。

ノーコートボール
灰色の芯ボールの片面を白く塗工したものです。外箱、スリーブとして利用されます。印刷は単色が基本です。

コートボール
灰色の芯ボールの片面を白く塗工し、印刷適正を持たせたものです。紙パッケージの用紙として最も広く使用されています。

カード紙
表裏白い板紙です 両面印刷適正があり高級パッケージとして使用されます。また厚み強度のほしい美術印刷物の多くに利用されています。種類によって紙の強度 印刷適正に差があります。

透明な樹脂系の素材を使用しクリアケースを作る最大のメリットは「中身がみえる」ことです。カラーバリエーションが豊富な商品や、容器のフォルムが美しい商品、形状がユニークな商品などで、多く採用されています。
PP
PP0.3、0.4を中心にクリアケースとして利用されています。印刷適正、加工適正ともPETと変わりません。価格もPETより割安なことから広く使用されています。PETと比べて強度、透明度が少し変わります。


PPはPETより柔らかいですが、その分、繰り返しの折り曲げに対して耐性があります。

PETの方が透明度が高いです。印刷適正に違いはありませんが、透明度の違いにより印刷仕上がりに若干の差が出ます。

PPの方がPETに比べ割安です。しかし、PETの方が透明度がありコシがあるので、箱にした際の高級感が出せます。
パッケージとして使用される特殊紙はバリエーションが多種多様あり、よく使用するものでも千種を超えています。 基本的に厚紙であればパッケージとして利用できるので、これからも増えると思われます。

キャストコート紙
紙の表面をコーティングし鏡面にした、光沢の強い高級塗工紙です。

エンボス紙
紙の表面を型押しし、凹凸のある模様をつけたものです。

色紙
紙自体に最初から色がついているものです。

V字カット箱芯用紙
牛乳パック古紙100%再生紙ミルパックスを使用します。エコな時代のニーズに合った素材です。
段ボールと聞くと梱包箱のイメージがありますが、商品のパッケージとしても普通に使用されています。陶器やガラス製の雑貨、家電や缶・瓶詰め食品の詰め合わせなど、壊れやすいものや運搬・配送等で製品に対するクッション性が求められるものに多く使われています。段目(フルートともいわれ段ボールの波状の部分)の高さによって、AB段、A段、B段などに変わっていき、強度や使用用途もかわってきます。

E段合紙
コートボールに印刷、表面コートしたものとE段を貼り合わせたものです。ダンボールの強度とクッション性を生かしたパッケージとなります。重量のある商品を入れたパッケージとして広く利用されています。

片面段ボール
ダンボールの段目を表に出し、段目をデザインの一部として使用します。色も選べますが印刷は不適。